骨折について
骨折にはいろいろな種類があります。骨折の種類によって症状や治療法が異なります。たとえば、骨折というと「骨が折れている症状」を想像しがちですが、ひびが入っている症状も骨折と言われます。そのため治療は、患者様の症状に合った方法で行います。
治療の流れ
整骨院では、基本的に応急処置のみとなります。医師の同意がある場合にのみ、それ以上の治療を行います。
医療機関でレントゲン撮影をしていただきます。その後、患者様と相談のうえ、治療方法、リハビリテーション開始時期などの治療計画をご説明します。
リハビリテーションは関節可動域を維持・拡大するために行います。症状を悪化させないよう急激に力を加えるようなことはせず、可動範囲をきちんと理解して慎重に行う必要があります。骨折をした場合、最後までしっかりとリハビリテーションを行わないと、寒い日や雨の日などにうずくような痛みが出てしまいます。完治するまでしっかりとリハビリテーションを継続することが大切です。
ねんざについて
ねんざ(捻挫)とは、関節と関節周囲の軟骨、靭帯、腱が損傷することをいい、ひねって許容範囲を超えて動いてしまったために起こります。患部の腫れ、痛みや熱さを感じるなどの症状が出ます。
治療の流れ
ねんざをした場合、まずは痛みのある部位を局所的にアイシング(冷却)します。次に患者様おひとりおひとりのその日の状態を見て、治療機器の組み合わせを考えます。そうすることで、痛みの軽減・治療の促進などの効果を従来よりも2~3倍に高めます。患者様の症状によっては、最後に包帯で固定します。
治療の流れ
ねんざ治療で最も大切なことは、応急処置をいかに早い段階で確実に行うかということです。主な応急処置は、受傷した部位を氷などで20分間冷やすアイシングです。この処置を行うことによって腫れを最小限に抑え、痛みを軽減させることができます。なお、アイシングは一度に20分以上行わないようにすることが大切です。